
朝倉海がUFC2戦目でティム・エリオットに2R1本負け!今後はどうなる?3つの可能性を考えてみた!

日本を代表する人気ファイター・朝倉海(あさくら かい)。
UFCデビュー戦を勝利で飾り勢いに乗るかと思われましたが、2戦目の相手はベテランのティム・エリオット。
結果はまさかの2R一本負け。
この敗戦は朝倉海の今後のキャリアに大きな分岐点をもたらしそうです。
今回は「3つの可能性」を徹底考察していきます!
1. 朝倉海 vs ティム・エリオットの試合結果
ティム・エリオットとは?
ティム・エリオットは、UFCフライ級のベテランであり、ランキング常連の強豪です。
レスリングをベースに持ち、独特の動きと粘り強いグラップリングを武器に戦ってきました。
豊富なキャリアと実績
- UFC参戦は2012年からで、フライ級の歴史とともに戦ってきた選手。
- 2016年には「The Ultimate Fighter 24」を制覇し、当時絶対王者だったデメトリアス・ジョンソンへのタイトル挑戦権を獲得。判定負けを喫したものの、王者を相手に善戦して名を上げました。
- 以降もアスカー・アスカロフ、ブランドン・モレノ、ダスティン・オルティスなどトップランカーと対戦。勝ち負けを繰り返しながらも、常にランキング上位に食い込む実力を維持しています。
ファイトスタイルの特徴
- レスリング技術:粘り強いテイクダウンとグラウンドコントロール。相手を消耗させる試合運びが得意。
- 柔術スキル:ギロチンチョークやアナコンダチョークなど、首を狙うサブミッションが得意。
- 独特な動き:ステップワークやフェイントがクセ者で、相手はリズムをつかみにくい。
- 豊富な経験:30戦以上のキャリアを誇り、ほとんどが強豪との試合。精神的なタフさも一流。
試合展開
序盤は朝倉海が得意のスピードある打撃を当てる場面もありました。
しかし、エリオットの巧みなタックルとグラウンドコントロールに捕まり、2Rには一本負け。
打撃では通用する場面もありましたが、寝技の課題が浮き彫りとなる試合でした。
ティム・エリオットは自身でもインタビューで語っていましたが、フライ級の門番的な役割を果たす選手です。
つまり、彼に勝つことはランキング入りへの登竜門とも言え、逆に敗北すれば「まだランカーとの試合には早い」と評価されてしまいます。
今回の一本負けは、まさにその壁の高さを示す結果となりました。
2. 朝倉海の今後を占う3つの可能性
2-1. フライ級でUFC3戦目に挑む
もっとも現実的なのは、現在の階級・フライ級で3戦目を戦うことです。
ただし相手選びは非常に難しい。エリオットはランキング11位ですが、それ以下にも強豪はゴロゴロいます。
同じストライカーとの打ち合いなら、朝倉海の持ち味であるスピードとコンビネーションが活きる可能性があります。
寝技に強い相手ではなく、打撃戦で魅せられる相手とマッチアップさせるのが理想でしょう。
しかし寝技での成長が見られなければ今後上位へランクアップしていくことは難しく、どういうキャリアになるのか不透明です。
2-2. バンタム級転向の可能性
兄の朝倉未来も自身のYouTubeで「弟のフライ級は減量がキツすぎる。バンタム級の方が良い」と発言しており、この可能性は十分にあります。
ただしバンタム級はUFCの中でも層が厚く、フィジカルの強い選手が多い階級。
寝技に不安が残る朝倉海にとっては、フライ級以上に厳しい挑戦になるかもしれません。
「階級を変えれば勝てる」という単純な話ではなく、寝技スキルの強化が必須といえるでしょう。
2-3. UFCリリースでRIZIN復帰?
通常、2連敗すればリリースの可能性が高まります。
しかし朝倉海は日本での人気・影響力が大きく、即リリースの可能性は低いでしょう。
もしRIZINに戻った場合、すでにバンタム級で2度の王者になっているため、次に何を目指すのかが難しい問題になります。
フライ級で2階級王者を目指すにしてもRIZINで階級を下げるのは「?」となるファンも多いでしょう。
「UFCでは通用しなかった」というレッテルを貼られる可能性もあり、RIZIN側にとっても扱いが難しいケースです。
3. まとめ:朝倉海はどの道を選ぶのか?
今回の敗戦を受けて、朝倉海には3つの進路が考えられます。
- ・フライ級で3戦目を戦う
- ・バンタム級へ転向
- ・UFCを離れRIZINへ復帰
個人的にはバンタム級での挑戦を見たいと思います。
フライ級ではパンチの破壊力が不足している印象があり、自然体で戦えるバンタム級の方が本来の力を発揮できるのではないでしょうか。
ただし、フライ級で続ける場合は戦略を根本から変え、「異次元に強くなった」と言われるほどの進化が必要です。
ONEで戦う青木真也選手は今回の敗北について、寝技の未熟さだけでなく「セコンドの指示ミス」とも言っていたため、次戦の作戦次第では別次元の強さを見せてくれる可能性もありそうです。
いずれにしても次戦は絶対に落とせない一戦。 ここで負ければリリースの可能性が高まるため、ファンとしてはぜひ勝利をつかんでほしいところです!
がんばれ朝倉海!!!